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STEP 02 何に塗れるの?

カラーワークスの塗料は、基本的に下地材を塗らなくてもプラスターボードやビニールクロスに塗ることができますが、それは塗る「下地の種類」によっても変わってきます。こちらでは、下地別にペイントの仕上げ方をご紹介します。

石膏ボード(プラスターボード)

  • ボードに直接2回塗りで施工できます。また、より美しく仕上げる為には、カラーワークスプライマーを全体に一度塗って乾かしてから、ペイントを2度塗りしてください。一般の住宅の場合、カラーワークスペーパー(ペイント専用下地クロス)を貼った上からペイントすると、クラックを防ぐことができる上、何度も塗り重ねていくことができるので、経済的かつ長い間ペイントが楽しめるでしょう。

  • プラスターボード

クロス(壁紙)

  • ■ 塩化ビニルクロス

    一般家庭に貼られている塩化ビニルクロスには、直接施工ができます。 ※撥水加工、フッ素樹脂ラミネート、汚れ防止用、ペット用等の特殊加工クロスなどは、水性塗料を弾くためペイントできないものもあります。

    ■ 布クロス

    布クロスは、塗料が吸い込むため、ムラができる可能性があるので塗装には向いていません。

    ■ クロスの状態別

    ■ タバコのヤニがある場合、タバコのヤニの上に直接ペイントすると、何らかの樹脂と反応し、溶け出し、乾いたあと塗膜の表面に浮き上がってくる可能性があります。洗剤をつけてしっかり汚れを落とし、水拭きをして壁が乾いた後、ヤニ止めシーラーを下塗りしましょう。

    ■ カビが生えている場合、カビ取り剤でしっかり取り、カラーワークスプライマーを下塗りしましょう。

    ■ 油汚れがある場合、油汚れが酷いと水性塗料は弾かれて、綺麗に塗ることができません。汚れを洗剤で落とし水拭きをして乾いた後、カラーワークスプライマーを下塗りしましょう。

    ■ クロスに穴、隙間がある場合、ジョイントなど剥がれている部分は木工用ボンドで貼り、隙間や穴は大きければパテで埋めましょう。パテが乾いた後は、紙やすりをかけプライマーを下塗りしましょう。なお、画びょうや釘の穴のように小さい穴は、市販の補修材で簡単に埋めることができます。

  • クロス

砂壁・繊維壁・漆喰などの左官壁

■ 繊維壁・砂壁

繊維壁は、表面が脆くペイントできません。ペイントしても表面がポロポロはがれ長持ちしません。砂壁は、直接塗ると吸い込みが激しいため、大量の塗料を消費します。もし、まだ砂壁が丈夫であれば、表面を固めて吸い込みを防ぐための水性カチオンシーラーを塗ってからペイントしましょう。砂壁のテクスチャーは残りますのでご注意ください。

  • ■ 漆喰

    漆喰は、基本的に同じ漆喰でないと塗ることが出来ません。呼吸する空気の量が多いため、はがれの原因になります。

  • 漆喰

木部

■ 無垢材

松やツガなどは、節の部分にヤニが発生します。軽く紙やすりをかけ、ヤニ止めシーラーを塗ってから上塗りをして下さい。また、木材は、水分を吸うと木目が逆立ち、表面がざらざらする事があります。塗料を1度塗りをし、よく乾かした後、さらに細かな目の紙やすりをかけてペイントしましょう。

■ ベニヤ・合板

木を張り合わせた際に使われる接着剤が、ペイントすることで表面に出てくることがあります。紙やすりを掛けた後よく粉を払い、プライマーを下塗りしてから 通常のペイントを2度塗りしましょう。 また、木材は水分を吸うと木目が逆立ち、表面がざらざらする事があります。塗料を1度塗りをし、よく乾かした後、さらに細かな目の紙やすりをかけてペイントしましょう。比較的、シナベニヤが塗装に向いています。

化粧合板

紙やすりをかけ、プライマーを下塗りすると密着が良くなり塗りやすくなります。プライマーが完全に乾いた後、表面を滑らかにしてから通常のペイントを2度塗りします。

鉄部・アルミ

外部、内部に関係なく鉄やアルミなどの非鉄金属は、普通の塗装方法では塗ることができませんが、専用の下塗り材を使用することでペイントが可能になります。鉄部で、すでに錆びている部分は、紙やすりを掛けるなどして出来るだけ錆びを取った後、さび止め塗料を下塗りします。完全に乾いてから通常のペイントを2回塗りします。

天井材

■ ジュピトーン

よく見られる天井材のジュピトーンは石膏ボードのような作りのため、直接ペイントすることができます。しかし、多少吸い込みが多く、ムラになる可能性があるため、プライマーなどで下塗りしたほうがより美しく仕上がります。

■ パーライト

ジュピトーンに比べ、塗料の吸い込みがかなりあるため、ペイントはあまりおすすめできません。下地の固め、吸い込みをとめる専用シーラーを下塗りすると平面部分は塗ることができますが、数多く空いている隙間や穴を埋めるのは大変な作業となります。

モルタル・コンクリート

  • 素地の乾燥を十分に行ってください。打ってすぐは水分量が多くph値が安定しないため、最低でも2週間は経ってから塗装してください。プライマーを下塗りした後、ペイントを2回塗りします。

  • モルタル・コンクリート

テラコッタ(植木鉢など)

  • そのままのペイントも可能ですが、多少の吸い込みがあるため、染み込み止めに、プライマーを下塗りした後、通常のペイントを2度塗りします。テラコッタの植木鉢などを屋外に置く場合は、使用できません。水を含むと剥がれやすいので注意が必要です。

  • テラコッタ(植木鉢など)

ガラス・タイル

  • ガラスや磁器タイルは、表面がつるつるしているため、ペイントには向いていません。

  • ガラス・タイル

ふすま

  • 紙でできているため、直接ペイントできます。敗れている箇所は木工用ボンドで補修した後、ペイントをしてください。また、ペイント直後は表面が膨らむ場合がありますが、乾いたら元に戻ります。ペイント中は水分を含み弱くなっているので、破れなどに気を付けてください。

  • ふすま

プラスチック

人工的に作られた高分子化学物質。吸い込みがないため、ペイントには向いてません。

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